ワバチのおうち

ワバチのおうち

ワバチの巣はどんな形をしているのでしょうか? ワバチは、樹の洞(ウロ)などの 閉鎖空間 に巣を造ります。   【 ワバチの巣 】: 巣板は上から下へ、また並行に、何枚も作られます。   この写真は、民家の天井裏に営巣を始めたワバチの巣を、 依頼されて、保護捕獲した時のものです。   入居後、まだ2週間位しか経っていなかったようで、 巣板も4.1枚と少なく、小さいのですが、 ワバチの巣はこのよ...
エアコン

エアコン

ワバチの巣の中には多くの巣板があり、その中央部では子育てが行われています。   【 育児エリア 】: 巣板の中央部に位置し、周りから守られている。   巣板中央部は、育児エリアと呼ばれ 、 ここでは、卵・幼虫・サナギが集中していて、いつもハチ達が集まり守られています。   【 巣房の中 】:巣房1つに対し、1つの卵を産みつけ育てます。 (クリックで拡大)   ミツバチの幼虫は、巣房とい...
扇風機

扇風機

最近は一時の猛烈な暑さも去り、秋の気配が漂ってきていますが、 ワバチは、暑さをどのようにして凌いでいるのかご存知でしょうか?   ワバチは、樹の洞(ウロ)などの 閉鎖空間 に巣を作りますが、 いくら直射日光が当たらない空間であっても、外気温が上がれば、当然、巣内の温度も上がってきます。 高温になり過ぎると、幼虫が育たず、死んでしまうため、 ワバチは、巣内(育児エリア)を、育児をするのに最適な、34~...
打ち水!?

打ち水!?

ワバチは、幼虫が死なないように、巣内の育児エリアを常に34~35℃に保っています。 これを超えてくると、   ・発熱体である自らが、巣板から離れる ・翅を使って扇風する   といった行動をとり温度を下げようとします。 そしてもう一つ、「打ち水」をするんです。   夏場の暑い時期は、給水を専門に行う 「給水バチ」と呼ばれる働き蜂がいます。   【 吸水する給水蜂 】:蜜用の「蜜胃」に水を貯...
発熱

発熱

ワバチは育児エリアを適温(34~35℃)に保つため、様々な方法を取りますが、 防寒対策も凄技を使っています。   【 ワバチの蜂球 】:寄り集まって保温しようとします。   温度が下がってくると、 まず、働き蜂は育児エリアに寄り集まって 断熱層 を作ります。 ここで、幼虫や仲間の呼吸熱を体毛で捉えて、逃がさないようにしているのです。   暑い時とは真逆の 保温行動 ですね。   【 ワバチの体毛 】:全身...
お引越し

お引越し

その逃去性の高さから、 ワバチを飼うのは難しいと評されたりします。 でもそれって、本当でしょうか?   「 逃去 」というのは、   巣を放棄して逃げ出してしまうことを言います。 そう、ワバチはすぐ逃げる!?  んです。 私も何度か逃げられました・・・・・・。   もっとも、これは人間目線の言い方で、 彼女らにしてみれば、単に棲み辛くなったので、引越した に過ぎません。   ...
準備万端!!

準備万端!!

ワバチは、住環境が悪くなり、 この場所ではもう 子育てが出来ない と判断すると、引越しをします。 でも、ただ単に巣を放棄して出て行くわけではありません。   裸一貫、何の計画もなく出ていくのは、 住処と食料、そして労働力となる子供たちを全て失うという事で、 それは、その群 (女王蜂と働き蜂達の一群) の死を意味します。   ・新たな住処は何処にするのか? ・既に貯め込んでいる食料(ハチミツ、花粉...
シマリング

シマリング

「 シャーッ 」、「 シューッ 」、「 シュワーッ 」   ワバチを飼育されている方なら、よくご存知だと思います。 巣箱に近づいたり、振動刺激 を与えたりすると起こる、あの「 威嚇音 」です。   ワバチは、外敵が巣に近づいてきた場合などに、   「 シマリング 」 (shimmering)   と呼ばれる、威嚇行動をとります。(ヒッシングと呼ばれることもあります)   巣内にいるハチたちが、一斉に ...
ナサノフ腺!?

ナサノフ腺!?

「 フェロモン 」   何だか艶かしいイメージもありますが(私だけでしょうか・・・・)、 この言葉自体を知らない人は、いないと思います。   フェロモン というのは、 同種の仲間に、ある行動を起こさせる 化学物質 のことで、 多くの動物、昆虫、微生物の間で、一種の コミュニケーションツール として使われているものです。   つまり、仲間だけに伝わる「言葉」ということですね。   ワバチは...
サーカディアン・リズム !?

サーカディアン・リズム !?

目覚まし時計もないのに、毎日 決まった時間 に目が覚める。   こういった 経験 をしたことはないでしょうか。   これ、「 体内時計 」の仕業なんです。   動物、植物、菌類、藻類など、ほとんどの生物は、体の中に 時計 を持っていて、 これが、時間を測定 し、一日の体の 生理的な働き を、変化させているようなんです。   この時計、ほぼ、一日周期で動いているので、概ね一日(サーカディアン)という...