もう懲りた・・・!?

ミツバチたちの、本当の気持ちは、わからない。

 

傍から見る人間の目には、無私(虫!?)の精神で、仲間の為に働く、勤勉な姿である。

 

仏教に「 亡個利他 」(もうこりた)という、言葉があります。

 

moukorita

 

 

「 自分のことを忘れ、他の人々のために尽くせ 」

 

という、教えのようですが、

これこそが、仏教という宗教の、基本思想であり、理想とする、


人間の生き方


そのもの、なのだそうです。

世界の宗教、といわれるもののなかで、

この精神を否定するものは、ないそうですね。

 

世界中の、数千年に渡る思索の集積、

すなわち、先達の知恵が出した結論は、

 

そう、これって


  ミツバチの生き方 


そのものじゃないか!!

 

先人達は、身近な生物を手本にして、

自らの生き方の、進むべき道を、悟ったのではないだろうか?


ふと、思う時があったりします。








道楽

遠く離れたものが、また戻ってくる。

 

この不思議な快感はなんだろう?

 

子供の頃、オモチャの車で遊んだ経験をお持ちの方にはご理解頂けるだろうか。

もしかしたらこれは男の性なのかもしれない。とも思う。

 

はじめは手で走らせて遊ぶ、たったこれだけで楽しかった。

 

次に「チョロQ」のような、ゼンマイ仕掛けで走り出す車に夢中になった。

手で押さなくても走ってくれるこの楽しさは、たまらなかった。

 

そして最後にリモコンカーに行き着く。

自分で操作して、遠くまで行ったものが、また戻ってくる。

これは何とも言えない快感だった。

 

キャッチボールも似た快感かもしれない。

相手に投げたボールが、また帰ってくる。

 

そして、ブーメラン。

何の操作もいらない、誰の手も借りない、

勝手に手元に戻ってくるこの快感、これこそ究極だ!!

 

これをいったい何と表現したらいいのだろう。

 

 

ブーメラン

 

 

「 ワバチを飼う 」

 

ということの魅力は、もしかしたらこの種の快感なのかもしれない、と思うことがある。

ワバチ飼いに男性が多いのも頷けるような気もする。

 

人は動物を飼う時、檻に入れたり、首輪を付けたり、

勝手な振る舞い、逃亡を阻止している。

 

ワバチは違う。

巣箱から飛び立ったハチは、また勝手に戻ってくる。

檻も首輪もない。

 

こんな自由な飼育は他にはない。

 

手も掛からず、お金も掛からず、労力もいらない。

でも勝手に手元に戻ってくる。

 

見ているだけで、癒される。

 

そして時に、黄金色の蜜まで頂ける。

 

 

これこそ 究極の道楽 ではないだろうか。










ワバチを飼うこと・・・

私は、ワバチの姿を、ただ、ただ、見ているのが大好きで、

いつでも気軽に見ていたいが為に、ワバチの飼育を始めました。

 

近くにワバチがいて、いつも見ていられるだけで満たされてしまいます。

特に横顔は可愛く、見ていて幸せな気持ちにさえなります。

 

でもやはり、懸命に生きている、野生のワバチの姿を観察するのは止められません。

巣箱で見るのとは、一味も、二味も違うんです。

 

それはとても楽しく、興奮し、興味をそそられることであったりします。

 

野生の自然巣を見ていて、いつも感じるのが、

 

「 こんな所で、自分たちの力だけで生きてるんだなぁ 」

「 人の助けなんて、全く必要ないんだなぁ 」

「 すごいなぁ 」

 

ということです。

 

また、同時に、決して、ワバチは特別な存在などではなく、

他の多くの、生きもの達との関係の中で、生きている(生かされている)、

ということも、肌で感じることが出来ます。

 

野生のワバチたちを見ていると、このことを、まざまざと実感させられるんです。

 

人の改良が加えられていない、野生種のワバチは、

本来、人の助けなど全く必要としません。

 

自ら生き抜く知恵も術も 、全てを兼ね備えているんです。

 

ワバチを飼うとき、原点 はここであるべき、といつも考えています。

そして、ここから多くを学ぼう、と努めています。

 

自然巣の観察は、巣箱では見ること、気付くことの出来ない、

ワバチの真の姿を発見することができます。

そしてこれが、実際の飼育にも生かされるんです。

 

例えば、

 

・なぜこの場所を、住処に選んだのか?

   これを考えるだけでも、巣箱の設置環境、設置位置、巣門の方角、大きさ、

   周囲の蜜・花粉源状況など、これら多くの答えが解ってきます。

 

・なぜこの場所に、分蜂蜂球が作られるのか?

   これを考えるだけで、どの場所に、分蜂誘導板を設置すれば良いかが解ります。

 

・自然巣の、主な消滅理由は何なのか?

   これを知るだけで、ワバチにとって本当(最大)の敵は何なのかが解ります。

 

・どうしてこの巣だけ、オオスズメバチから逃れ、また越冬できたのか?

   これを考えるだけで、巣箱が果たす役割、理想の住処が見えてきたりします。

 

でもこのやり方、古典的、原始的手法なんです。

こういったやり方は、

効率も悪く、時間も掛かり、労力の割には成果も少ないのが常です。

 

でも、その分、得られるノウハウは、本物 だと思っています。

 

飼育環境を良くしてやることで、ワバチたちは健康、そして元気でいられる。

 

「 ワバチの飼育 = 飼育環境の整備 」

 

こう思ってやっています。

 

 

私の理想は 放任養蜂 ですね。








想像力の種

植物というのは、その多くが、大地に根を張り、

地中から、自分が生きるために、水や栄養素を吸収しています。

 

また、歩くことの出来ない植物は、葉を作り出し、ここに、太陽の光を当てることで、

動かずして、自らが成長するための、エネルギーを作り出すことに成功しました。

 

ご存知、光合成 というやつですね。

 

 

  kougousei

 

植物の栄養吸収 より )

 

 

・根から吸収した水

・空気中の二酸化炭素

・太陽光

 

この、それぞれを使って、酸素糖質 を作り出している、とされているものです。

 

人の立場から見ると、

生きていく上で、欠かせない酸素は、植物が作り出してくれていて、

その葉や果実は、エネルギー源となる糖質(炭水化物)などを与えてくれます。

 

だから、植物は大事にしましょう。


要約すれば、概ね、このような趣旨での表現が、多い気がします。

 

ただ、植物の立場から言わせれば、

光合成は、自分が生きるために、必要だからそうしているに過ぎません。

 

別に、人間の為に、酸素を作っているわけでも何でもなく、

生きていく中で、生じた、言わば、排泄物でしかないんです。

 

植物よりも後に、地球上に出現したと言われる動物にとっては、植物が生きる過程で、

排出した(作り出した)酸素を利用せざるを得なかったわけです。

 

つまり我々人類は、植物の う○ち を食べて生きているようなものなんですね。

 

ただ、もちろん植物も、生態系の中で生きています。

動物の呼吸によって作り出される、二酸化炭素や、繁殖の為に ワバチ などの昆虫も

利用しますので、持ちつ持たれつ、お互い様、であることは言うまでもありません。

 

このような関係は、

花を咲かせる、顕花植物と呼ばれる、植物と、

花蜜を食料にする、ワバチなどの昆虫類との間にも見られます。

 

ハチミツの原料となる、花の蜜には、

甘い 糖質(主にショ糖と、少量のブドウ糖・果糖など)が多量に含まれていますが、

 

そもそもこの糖は、植物が、自らが生きていく為に作り出したものです。

栄養成長 と言われる、体を大きくする段階では、この糖をエネルギー源に利用しますが、

生殖成長 と言われる、次世代を残すための繁殖段階では、撒き餌 として使っています。

 

視覚や嗅覚に訴える、花という巧妙な罠(わな)を用意し、その中に甘い餌を置きます。

まんまと引き寄せられたワバチなどを利用して、受粉という繁殖に成功するわけです。

 

もっとも、ワバチの方も、この罠から得られる蜜を利用して生きているわけですから、

今風に言えば、どちらにとっても Win - Win の関係 と云えますし、互いの存在は、

遺伝子を次世代に繋いでいくためにも、欠かせないものだと言えますね。

 

現代人の多くは、生態系の外にいる生物として、思考し、振る舞ってはいますが、

 

所詮、同じ穴のムジナ

 

こういった視点、想像力を欠いてしまうと、人は謙虚になれません。

謙虚さは、時にお互いを Win - Win の関係にしてくれます。

 

私にとっての 想像力の種 、それはもちろん ワバチ なんですが、

植物 と ワバチの関係 を知るだけでも、謙虚な気持ちになれたりしております。

 

 

 

ワバチも凄いし、植物も凄い!!

 

そして、人間も凄い!?










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やっこ

Author:やっこ
ニホンミツバチに関する様々なことを、
気ままに思いつくまま書いてます。
可愛く癒されるワバチの魅力を、たくさん発見したいと思っています。

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