越 冬(その1)

越 冬(その1)

昆虫は、周囲の気温によって体温が変わってしまう、 (体温を調節することが出来ない)   変 温 動 物   という種類の動物です。   当然、冬の期間は、その寒さの為に 活動を制限 されてしまいます。   卵、幼虫、サナギ、成虫   【 様々な越冬態 】:昆虫は、卵・幼虫・蛹・成虫と様々な形で越冬します。   様々な 越冬態 で、冬を越す昆虫ですが、 その 越冬法 には、大きく分け...
越 冬(その2)

越 冬(その2)

ワバチは、寒さから逃れる ことで、冬を乗り切る、云わば、   「 低温逃避型の越冬 」   を行う昆虫ですが、   いったい、どのようにして、寒さから逃れているのでしょう?   その答えは、「 暖 房 」です。  寒い所から 移動して逃げる、というやり方ではなく、住環境を、能動的 に 暖かくする ことで、寒さから逃れ、冬を乗り切っているわけです。   他の全ての昆虫が、寒さ...
越 冬(その3)

越 冬(その3)

越冬中、ワバチは、蓄えておいた ハチミツ を使い、これを、   ・食料にすることで、命をつなぎ、 ・燃料源にすることで、暖房を行う。   つまり、貯蜜を 命綱 として 越冬を成功 させているわけです。 このハチミツが、途中で無くなってしまうという、   『 貯蜜切れ 』   という事態は、群(コロニー)の、全滅(餓死・凍死)を意味するということで、 絶対に、避けなければならない事態であるこ...
越 冬(その4)

越 冬(その4)

ワバチは、越冬を成功させるため、 貯蜜の消費を 極力抑える ための、蜂 球 という凄業を使っていますが、 それ以外にも、さまざまな 工夫 をしています。   越冬中の、その他の工夫を、少し見てみたいと思います。     ・産卵と育児を、縮小・ストップさせ、貯蜜の消費を抑えます。    → 冬を感知することで、徐々に女王蜂の 産卵数 は 減って いきます。       ...
越 冬(その5)

越 冬(その5)

日本列島は、南北 に長く、地域によって、気候が 違い ます。 (北海道は冷帯、本州・四国・九州は温帯、沖縄は亜熱帯)   ワバチの 自然分布 は、北は 青森 から、南は 鹿児島 までと云われていて、 この地域は、全て、温帯(温暖湿潤気候)に属しています。   同じ 温帯 とは云っても、太平洋側気候・日本海側気候・瀬戸内海式気候・中央高地式気候 など多様で、ワバチたちは、それぞれの環境に 適応 して...
越 冬(その6)

越 冬(その6)

コロニー(群)の全員が、起きたまま、越冬を行うワバチですが、 長い冬に耐えられず、残念ながら 全滅 してしまう群も、少なからず存在します。   巣の中を 確認 してみると、貯蜜はまだ、たっぷり 残っている・・・・。   こんなことが起こる場合があるんです。   [ 越冬失敗 ]:貯蜜をたっぷりと残したまま、死亡しています・・・。     貯蜜は充分にあったのに、何故、冬を越せなかったの...