ワバチの巣(巣板)

ワバチの巣 は、両面に 六角形の巣房 を持つ、複数の巣板から出来ています。

 

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【 六角形の巣房 】:六角筒の巣房が、ビッシリと敷き詰められています。

 

 

でも、この六角形、何か意味があるのでしょうか?

 

自然界の中では、六角形が 最も力を分散 させ、バランスの良い形 と云われています。

実はこの六角形、自然界の様々なところで、見ることが出来るんです。

 

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【 自然界の六角形 】

   苔の葉細胞・亀の甲羅・台風の目・昆虫の複眼・雪の結晶・ツクシ

   土星の渦・玄武岩・藻の網状群体 など

 

何故、自然界に、こんなにも 六角形 が存在しているのかは、分かりませんが、

物理の法則上、最もバランスの良い形!? ということなのかもしれませんね。

何かもっと、深い意味 がありそうで、気になるところではあります。

 

ただ、ワバチにとっては、ハニカム構造 と呼ばれる、この 六角形 を使った巣板は、

非常に 理に適った形 であることは、間違いありません。

 

 

ワバチは、巣板を何に利用しているのでしょう?

 

・花蜜の加工場

・ハチミツの貯蔵庫

・花粉団子の貯蔵庫

・産卵室

・育児室

・自分たち(最大2万匹)の住居

 

などなど、たくさんの用途に、使用されています。

巣板は、ワバチの生活の 全てを担う場所 で、欠かすことの出来ない、

最も重要 なものなんです。

 

 

では、巣板作りに求められる条件とは、何なのでしょう?

 

1.少ない巣材(蜂ろう)で、作り上げなければならない。

    新しい住処に、移り住む場合は、

    何もない ゼロ の状況から、巣板を作り上げなければなりません。

    当然、巣材である 蜂ろう の原料となる、ハチミツ も貯蔵されていない状況です。

 

    各々が 蜜胃 に入れて運んできた、少量の ハチミツ だけが頼りとなります。

    ハチミツは、巣板作りだけでなく、採餌活動の 飛翔エネルギー としても不可欠です。

    つまり、当初、巣板作りに使える量は、さらに 限られる ということなんです。

 

    この限られた 少量のハチミツ で、巣板を作り上げなければなりません。

 

2.限りある閉鎖空間を、最大限に有効利用しなければならない。

    蜂数が多ければ多いほど、生存が有利 になるワバチにとっては、

    限られた空間 に、より 多くの巣房 を作る必要があります。

 

    多くの巣房に産卵できれば、働き蜂の 産出効率 が上がります。

    また、巣房がより多ければ、食料(特にハチミツ)の 貯蔵量 も増やせます。

 

3.多用途に耐え得る、強度を兼ね備えなければならない。

    全ての用途 を詰め込むと、巣板1枚でも、相当な重量数キロ)になります。

    多くのハチ、幼虫、花粉もさることながら、ハチミツの重さはかなりのもので、

    巣板自体の 軽量化 はもちろん、全ての荷重に耐え得る 強度 が、要求されます。

 

 

これら、すべての願い を叶えてしまったのが、

 

そう、実はこの 六角形 で作る、

 

 

ハニカム構造

 

 

だったんです。

 

いったい、ハニカム構造とは、何なのでしょう?

 

 

次回は、この ハニカム構造 について、見ていきたいと思います。





《 関連リンク 》

 ● ハニカム構造

 ● 六角形は うそ !?


 ● ワバチのおうち

 ● ハチロウ

 ● 蜜胃(ミツイ)!?







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