分 蜂(その4)

長い、長い、一年 という、準備期間 を経て、蜂数と貯蜜を増やしてきた、ワバチは、

一大イベントである、分蜂を迎えるにあたって、繁殖を行うことの出来る

 

・精子 を持った、多数の オス蜂

・卵子 を持った、小数の 女王蜂

 

それぞれ、新たに、生み出すことになります。

そして、最初の、新女王蜂の誕生 する、直前 に、分蜂が行われるわけです。

 

ただ、ここで、不思議 なのは、

あんなにも 苦労 して、たどり着いたはずの、 なのに、

 

全てのコロニーが、分蜂するわけではない。

 

ということなんです。

 

オス蜂は生まれて来ても、女王蜂は、生まれなかったり、

オス蜂も、新女王蜂も、生まれて来たのに、分蜂しなかったり、

 

といったことが、起こる場合があるんです。

 

これは、いったい、どういうことなのでしょう。

 

実は、

分蜂したり、しなかったり、といったことが、何故、起こるのか?

 

また、

何を感知して、ワバチたちが、オス蜂と女王蜂の、生産を開始するのか?

 

といった、

 

 

「 分蜂の引き金 となる 直接の要因 」

 

 

については、

残念ながら、未だ、完全には、解明されていない ようなんです。

それだけ、複雑怪奇!? で、難しい ということなのでしょうね。

 

う~ん 、残念です!!

 

ただ、いくつか、分かっていることも、あるんです。

そこで、今回は、分蜂までの流れを追いながら、

 

私なりに、この  不可解な謎  に、迫ってみたいと思います。

 

以下、少し、長くなりますので、ご興味がない方 は、ここで、お止め下さい。

もし、少しでも、ご興味・ご関心 がおありでしたら、私の 勝手な妄想!?

になりますが、よろしければ、お付き合い下さい。

 

 

 

 

《 分蜂準備 の 開始スイッチ とは? 》

 

分蜂するに当たっては、オス蜂女王蜂 の生産 は、不可欠な準備ですが、

 

この準備を 開始させる スイッチ とは、具体的には、いったい何なのでしょうか?

また、そもそも、このスイッチは、1つだけなのでしょうか?

 

ここからは、この 開始スイッチ の正体について、私なりに考えてみたいと思います。

 

 

  • 春の感知は、準備開始スイッチ? 

 

ワバチの 繁殖行動 は、 の訪れを待って、開始されますので、ワバチたちが、

何らかの方法 によって、春の到来 を感知しているのは、間違いないと思われます。

 

とすれば、春の感知 こそが、分蜂準備の 開始スイッチ なのでしょうか?

 

そして、このスイッチは、

オス蜂 生産 の 開始スイッチ なのでしょうか?

女王蜂 生産 の 開始スイッチ なのでしょうか?

 

それとも、

両 方 の 開始スイッチ なのでしょうか?

 

 

このことについて、考える前に、まずは、

 

ワバチは、どのようにして、春の訪れを感知しているのか?

 

この疑問について、考えていきたいと思います。

 

 

  • 春の訪れは、どのようにして、知るのか?

 

時計 や、カレンダー を持たない、植物 や、動物昆虫 たちの多くは、

季節や、一年の変化を、実は、日の長さ や、気温 によって、感知しています。

これによって、刻々と変わる、自然環境に、様々に 対応 しているわけです。

 

では、ワバチも、このような方法で、春の訪れを、知るのでしょうか?

 

 

 

  • 日長(にっちょう)は、感知していないのか?

 

日長昼と夜の長さ)を感じ取って、行動や、体の働きを、変えていくことを、

 

光 周 性 (こうしゅうせい)

 

と呼んでいて、

多くの植物や、動物で、この 性質 を持つことが知られています。

 

kousyuusei

Laboratory of Animal Physiology より

 

特に、外気温 によって、体温が変わってしまう、変温動物 の、昆虫にとっては、

気付かぬまま、 を迎えてしまうことは、即ち、 を意味します。

 

そこで、冬に、成虫のまま 休眠冬眠)する、昆虫などでは、

この 日長を感知 することで、冬の到来を 知り、耐寒性の体になるべく、

体内の 生理作用 を変化させ、冬眠への準備 を、開始したりするわけです。

 

つまり、季節を知ること は、生命を維持 する上で、非常に大切 なことなんですね。

 

では、ワバチも 日長 を感知して、を知り、体内の生理作用を変化させることで、

分蜂へ向けた行動が、開始 されるというのでしょうか?

 

実は、このことについては、よく 分かっていない ようなんです。

ただ、ミツバチ は、

 

はっきりとした、光周性 持たない

 

と言われています。

冬は 著しく弱まる とはいえ、冬眠もせず、一年中、活動しているわけですから、

光周性を持つ 必要自体 が、ない のかもしれませんね。

 

では、もし 日長 でないとすると、何によって、春を知るのでしょうか?

 

 

 

  • 気温は、関係していないのか?

 

気温上昇 が、ワバチの活動を 活発化 させる

 

引き金

 

となっていることは、確かです。

 

ワバチは、外気温 が、5℃以下 位 になると、

巣の中で、皆で固まって、じっと したまま、動かなくなります。


つまり、寒くなると、活動が制限 されるわけです。

この時、巣内を、強制的に温めてやると、途端に 活発に動き始めます。

 

また、同じ場所であっても、日当たりの良い 位置にある巣の方が、

日陰に 位置する巣よりも、春先に、早く 活動を開始する、という事例もあります。

私の経験でも、これは確認しています。

 

このようなことからも、気温の上昇 が、

ワバチの 活動開始引き金 になっていることは、まず間違いないでしょう。

 

 

 

  • 花の開花は、関係していないのか?

 

当然、蜜源植物の開花 も、関係していると考えられます。

 

花畑

 

冬でも、花の絶えない、比較的暖かな地域では、

蜜源花が 咲き続けるうち は、気温が下がってきても、採餌活動を 止めません

一方、花のほとんどない、地域では、早々に 越冬に入ってしまいます。つまり、

 

蜜源花の存在 と、活動の有無 には、関連性 がある。

 

ということなんです。

 

春の訪れとともに、多種、多様 な花が、咲きはじめ、

魅力的な、蜜・花粉源花増えていく ことで、多くの働き蜂たちが、動員され、

活発採餌活動 が開始されていくのは、至極、当然のように思えます。

 

 

 

  • 気温の積算は、関係していないのか?

 

毎日の気温を、積み重ねて足し算して)、算出 する気温のことを、

 

積算気温 (せきさんきおん)

 

というのですが、例えば、毎年、春になると、花粉症 の方たちを悩ます、

スギ花粉 は、1月1日からの、最高気温 の積算 が、300~350℃ になると、

東日本では、 飛散悲惨!?)が始まると、云われています。

(寒い日が続けば、花粉の飛散時期が遅れる、とも云えますね)

 

 sugi

【 杉花粉 】:積算気温を感知して、飛散が始まります。

 

つまり、ある行動が起こるには、

 

一定時間の 気温を、体が、経験 しなければならない。

 

ということなんです。

実は、我々日本人のよく知る、サクラの開花 も また、これに関係していたんです。

 

sakura

【 ソメイヨシノ 】:寒さと暖かさの積算によって、開花が始まります。

 

秋に葉を落として、休眠する サクラソメイヨシノ)ですが、何と、冬の間 に、

 

2℃ ~ 12℃ の間で、800時間以上

 

を過ごすことで、休眠から 目覚め開花へのスイッチ が入るというのです。

そして、このスイッチが入ってから、

 

積算気温が 540℃

 

を超えると、ここで初めて、開花 をスタートさせるのだそうです。

つまり、サクラの開花は、スギ花粉 の場合とは 違って

 

「 春の暖かさ 」開花するための積算 )だけでなく、その前に、

 

「 冬の寒さ 」休眠から目覚めるための積算 )も、

 

経験する必要が、あったわけですね。


生物に、このような仕組みがあるとは、全く驚きです!!

 


でも、このようなことは、ワバチにも、当てはまるのでしょうか?

 

他の昆虫 で見てみると、例えば、幼虫の発育速度 などは、一般に、

高温 になるほど 早く低温 になるほど 遅い、ということが、分かっていて、

積算温度 から、成虫の出現時期の 予測 を立てることが出来たりするんです。

(害虫発生時期の予測に利用されます)

 

また、セミは、春からの 積算温度 によって、羽化する時期が決まるようですし、

カブトムシ や、成虫で越冬する クワガタ でも、積算温度 が 羽化 や、

活動開始時期 に、影響を与えている、といわれています。

 

musi

【 積算気温を感知する虫たち

 

どうやら、昆虫も、気温の積算 とは、無縁ではない ようですね。

 

残念なことに、ミツバチでは、積算温度 による、行動の変化 については、

まだ調べられていないようで、よく分かってはいないんです。

 

ただ、サクラの開花最初の分蜂 には 関連性 がある、という 観察報告 があり、

 

ワバチも、寒さや、暖かさの 積算 を感知しているのではないか?

 

という 可能性 が、指摘されていたりもするんです。

 

 

さて、色々と書いてはみましたが、実は、

 

ワバチが、どのようにして、春の訪れを、感知しているのか?

 

という、疑問 に関しては、まだ、よく分かってはいないようなんです。

個人的には、1つではなく、少なくとも、

 

 

気温の上昇 」 と 「 蜜源植物の開花

 

 

が、大きく関わっている のは、間違いないだろう と、感じてはいるのですが、

ただ、その一方で、そもそも、

 

分蜂の準備開始 に、本当に、春の感知 が、必要不可欠 なのか?

 

という 疑念 も、抱いてしまっております。

 

 

  • 春の感知は、必要なのか?

 

ワバチは、環境に逆らって!? 生きている、ちょっと 特異な昆虫 です。

幼虫を育てるために、外気温に関係なく常に35℃ を作り出しますしこちら

冬眠 することもありません。

 

1

【 冬眠せずに越冬するワバチ 】

 

実際、冬のない 熱帯 では、女王蜂の生産は、主に、年2回程度 見られるようで、

雄蜂も、ワバチのように、春~初夏 にかけての時期に、集中するような事はなく、

特に季節による 偏りがない ようなんです。

 

熱帯に住む、トウヨウミツバチたちは、

年中活動できるので、年中、繁殖可能な態勢を 取っているのかもしれませんね。

 

元々、ワバチは、冬のない、熱帯アジアが起源 と言われていますので、

季節性季節によって変化する性質)を持つ 必要が無く、そもそも、

この性質自体が、初めから無かった!? と考えることも、出来るわけです。

 

実際に、旧女王群 では、オス蜂の生産 が、秋まで続くこともありますし、

私は、まだ見たことはありませんが、何と、まれに秋に分蜂 する、

ということも、あるようなんです。これなどは、

 

祖先の性質 を、引き継いでいる証拠 となる行動!?

 

とも思えてきます。

また、はっきりした 光周性が無い ことも、季節性が無い ことを、裏付ける証拠!?

のような気もしてきます・・・。

 

ひょっとしたら、ワバチは、

体毛も薄く、非力な人類が、衣服や、道具などを発明したように、

季節性 や、光周性 が無いことを 克服 する為に、

 

飛翔筋こちらを参照を使った、熱のコントロール という 凄技 を編み出した!?

 

なんていう可能性も、皆無とは言えないのかもしれませんね。

 

こう考えていくと、

 

分蜂 に 春の感知 は 必須ではない!?  (そもそも感知などしていない!?)

 

という可能性も、見えてきたりします。

 

ワバチたちは、気温蜜源花の開花 を感知して、活動を活発化 させてはいても、

実は、春の感知(冬の感知も!?)していない!?  のかもしれません。

また、同様に、気温の積算 に関しても、感知していない可能性も考えられますね。

 

う~ん、難解・・・。

 

 

このように、春の感知 自体 が、疑わしいとすれば、

これを、開始スイッチ と考えることには、少し、無理があるようにも思えてきます。

 

では、この他に、開始スイッチ となり得るものは、何かあるのでしょうか?

 

続いては、他のスイッチ の可能性について、考えていきたいと思います。

 

 

  • オス蜂の存在は、女王蜂の開始スイッチ?

 

オス蜂の存在 が無ければ、分蜂は、行われないようです。ということは、

育児中の状態 も含め、オス蜂の存在 が、女王蜂の開始スイッチ となっている

可能性は、大いに考えられます。

 

しかし、残念ながら、これは無いようなんです。

 

それは、オス蜂が存在していても、分蜂しない こともあるからなんです。

どうやら、オス蜂の存在 は、女王蜂開始スイッチ とはならないようですね。

 

では、女王蜂の、開始スイッチ は、いったい、何なのでしょうか?

 

 

 

  • 女王物質は、女王蜂の開始スイッチ?

 

女王蜂は、常に 女王物質(女王フェロモン:こちらを参照)を分泌することで、

コロニー内の 正常な活動 に、貢献していますが、この 分泌量が少なく なると、

働き蜂は、何か異常が起きた と判断し、様々な行動 を取り始めるんです。

 

実は、女王蜂育成 のための巣房である、王台王椀)作りの スイッチ として、

 

女王物質 の 減少

 

が、大きく関わっていることが、指摘されているんです。

 

 

女王物質減少

 

 

でも、分蜂前のこの時期に、何故、女王物質が、減ってくるのでしょう?

 

ここからは、全てヨウバチの、知見になります。

春の活発な 育児 採餌貯蜜 活動によって、多くの巣房 が使われる ことにより、

空いた巣房 が、徐々に減ってきてしまう、という事態が、生じてきます。

 

つまり、産卵場所が無くなってくる ということなんです。

 

すると、女王蜂は、食糧である、ローヤルゼリーミルク)を、

徐々に、働き蜂から、もらわなくなってくるんです。

産卵しなくなる ので、必然的に、食事量 も、減っていく ことになるわけですね。

 

卵や、女王物質の もと)ともなっている、ミルク の 摂取量が 減る ことで、

 

女王物質の分泌量減って しまう。

 

というわけなんです。

 

ちなみに、これによって、卵巣の発達弱まり体重 も減り始めることで、

普段、重くて飛べない体も、スリムな体 へと変化していきます。

分蜂までに、飛行できる体 になるよう、ダイエット していくわけですね。

 

ワバチの女王蜂の場合は、痩せなくても 飛べるのですが、痩せることで、

より飛び易くなり、新居までの移動が、スムーズ に行えるというわけなんです。

 

なるほど、上手く出来ているわけですね!!

 

ただ、女王物質が 減って しまうのは、実は、分蜂時に 限った ことではなく、

女王蜂が、突然死んで 不在 になったり、加齢 によっても、起こることなんです。

 

このような場合には、分蜂 は行いませんし、オス蜂 も生み出しません。

単に 王台更新王台・変成王台)を作ってこちらを参照)、

新たな女王蜂を、生産しようとするだけで、終わってしまうんです。

 

この事実は、

 

女王物質の減少 だけでは、分蜂は起こらない。

 

ということを意味していて、同時に、

 

分蜂までには、開始スイッチは、1つではなく、複数存在している。

 

という、可能性が、高いことを示唆しているわけです。

 

スイッチが、1つでない、のであれば、

前述の オス蜂の存在 と考え合せることで、スッキリ するような気がします。

 

・女王物質が減る ことで、女王蜂生産開始スイッチ は入っても、

・その時点で、オス蜂が存在 していなければ、分蜂までには、至らない。

 

ということのように、思えてきます。

 

 

さて、一応、女王蜂の開始スイッチ が、見えてきた!? ところで、

次に、オス蜂開始スイッチ について、考えていきたいと思います。

 

 

  • 女王物質は、オス蜂の開始スイッチ?

 

女王物質の減少 は、女王蜂開始スイッチ になっているようですが、同様に、

 

オス蜂の 開始スイッチ の方も、兼ねてはいないのでしょうか?

 

女王物質が減る ためには、巣房が埋まり産卵もストップ する必要があります。

仮に、オス蜂の開始スイッチ を兼ねているとした場合、この状況下で、果たして、

 

千匹余りの、オス蜂の産卵が、行えるのか?

 

という 疑問 が、残ります・・・。

(頑張れば、1日で産める数ですが、そもそも産み付ける巣房がないはず・・・。)

 

どうやら、オス蜂開始スイッチ は兼ねていないようですね。

 

では、いったい何が、オス蜂の 開始スイッチ に、なっているというのでしょう?

 

 

 

  • 営巣空間は、関係していないのか?

 

私のような、ど素人 にとっては、コロニーが増えることは、大歓迎 なのですが、

実は、プロが行う、採蜜中心の ヨウバチ養蜂 では、分蜂は 嫌われて いるんです。


コロニーの分割は、蜂数を減らすため、採蜜量減少に、直結してしまうんですね。

放っておくと、ハチたちは、勝手に分蜂 してしまうので、養蜂家は、

 

継箱つぎばこと呼ばれる、空の箱 を継ぎ足して、巣箱内の空間を広げたり、

・巣板の基になる、巣礎すそや 空巣房の 巣脾すひを、巣箱内に入れたり、

 

といった、分蜂防止の対策 を取るのだそうです。

 

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【 分蜂阻止対策 】:左から 継箱・巣礎・巣脾

 

すると、何と、これで、分蜂を阻止することが 出来てしまう、というのです。

 

驚きですね!!

 

つまり、営巣空間を広げ増巣産卵育児貯蜜 など、

ハチに、仕事が出来る 環境 を、作り出してやることで、分蜂しなくなる

ということのようなんです。

 

この事実は、逆に言えば、

 

・営巣空間が、ハチや巣板で一杯になり、狭くなると、分蜂準備が開始される。

・仕事が出来る余地がある内は、分蜂しない。

 

ということを、意味するようにも、思えてきます。

 

実際に、自然界でも、営巣空間が狭く、あまり大きなコロニーでなくても、

空間が、ハチで一杯 になることで、分蜂することはあるんです。

(ちなみに、繁殖期以外では、営巣空間が狭くなってくると、逃去(お引越し)

することもあるんですよ。)

 

ということは、営巣空間の減少が、オス蜂の 開始スイッチ なのでしょうか?

 

一方、自然界では、まれに、開放空間 に、巣が作られる場合があります。

つまり、巣板が、剥き出し状態 で、営巣空間に 制限がない わけです。

 

kaihousu

【 開放巣 】木の枝に作られたワバチの開放巣走る水道屋~風車 より)

 

このような巣を、開放巣かいほうす)と呼んでいたりするのですが、

この、空間無制限大開放状態の巣 でも、ちゃんと、分蜂は行われる んです!!

 

空間を広くすれば、分蜂しないが、広いままであっても、分蜂する???

 

何とも、不可解、摩訶不思議ですね!!

 

ただ、この事実は、仮に 空間の減少 が、オス蜂の開始スイッチ であったとしても、

 

まだ、何か、他にも、関係する スイッチ が存在してる!?

 

ということを、示唆しているようにも思えてきます。

 

では、他の 関連スイッチ とは、いったい、何なのでしょうか?

 

 

 

  • 蜂数や貯蜜量は、関係していないのか?

 

分蜂しても、蜂数が少なく、生き残れない のであれば、意味がないはずです。

分蜂に際しては、恐らく、新天地で 生き抜ける最低限 の、蜂数貯蜜量 は、

不可欠 なのではないかと、想像 出来ます。つまり、

 

蜂数 や、貯蜜量 が、少ないうちは、分蜂しない

 

と、考えられるわけです。

逆に、一定以上蜂数貯蜜量 が、存在していれば、

 

営巣空間に 関係なく、分蜂準備を開始する 可能性はある のではないか?

 

こう考えることも、出来るわけです。

 

もしかしたら、

これが、オス蜂生産開始スイッチの1つ になっているのかもしれませんね。

 

例えば・・・、

越冬明けの時点で、必要十分な、蜂数、貯蜜量があれば、

営巣空間に関係なく、直ちに、オス蜂生産の 開始スイッチ が入り、

 

不十分であれば、スイッチは入らず、十分な 蜂数・貯蜜 が確保されるまで、

働き蜂の生産・貯蜜確保 の作業が、優先される。そして、

 

活動途中で、営巣空間が不足して来た場合には、

その時点で、まだ 不十分 ではあっても、必要最低限の 蜂数・貯蜜量 があれば、

開始スイッチ は入る。

 

といった感じです。

 

 

 

  • 考えられる、その他の要因は、存在しないのか?

 

以下、全て、少し昔の、ヨウバチの知見 で、怪しげな!? 感じもするのですが、

ご紹介したいと思います。

 

前述した、春先の活発な活動により、巣房が不足 してくると、

採餌蜂 が活動をしなくなり、云わば、失業状態の、採餌蜂が増え始めることで、

スイッチが入る、という説があります。

 

つまり、「 仕事くれ~ 」 が スイッチ になっている、という説です。

 

ただ、冬の時期には、採餌蜂が活動しなくなっても、分蜂は行われません。

一理あるようですが、完全ではない ようですね。


また、同様の状況下で、女王蜂 が、ローヤルゼリー をあまり食べなくなったり、

育児巣房が、限られ、育てるべき 幼虫 が、いなくなってしまうことで、

スイッチが入る、という説もあります。

 

ローヤルゼリー(ミルク)を作り出し、育児や、女王蜂に、食料を与える仕事を、

専門に行うハチを、育児蜂 と呼んでいます。

 

実は、巣内の気温に応じて、育児エリア幼虫たちが育てられている場所)の、

育児蜂の数が 変わってくる ようで、巣内が暑くなるほど、育児蜂は、

少なくて、済むようなんです。

 

春になり、気温が上がることで、育児蜂が、あぶれ出す というわけです。

そして、女王蜂も 食べてくれない し、ミルクを与える 幼虫もいなくなる ことで、

ミルクの生産量が過剰 になり、これが原因で、スイッチが入る、というのです。

 

つまり、「 おっぱいが張ってるよ~ 」 が スイッチ になっている、という説です。

 

この時、育児蜂は、ミルクのはけ口として、オス蜂 を育て始めるといいます!?

オス蜂育成には、働き蜂の 約3倍量 のミルクが必要なので、ちょうど良い!?

はけ口になるようなんです。

 

一方、他の働き蜂たちも、この 過剰のミルク を食べ始め、卵巣の発達が進む

としています。(ローヤルゼリーには、卵巣発達を促進させる効果もあります

 

実際に、分蜂中の働き蜂 を調べてみると、何と、その1/3に、

卵巣の発達 が見られるようなんです。(女王物質の不足が原因のような気も・・・

 

ただ、巣房が一杯になる状況は、春の分蜂時以外でも、起こり得ることなので、

こちらの説も、一理あるようですが、完全ではない ようですね。

 

ちなみに、実は、ミルクの生産過剰、という状況に、

女王物質の不足 が加わると、働き蜂産卵 が起こることが知られています。

 

働き蜂産卵というのは、その名の通り 働き蜂が産卵 を始めることを言うのですが、

女王蜂が不在になり、その後の生産にも失敗したコロニーで、起こる行動なんです。

 

前述のように、分蜂前には、女王物質の減少 があるようなので、

分蜂と、働き蜂産卵とは、紙一重!? ということなのかもしれませんね。

 

いずれの説も、一理、あるように感じますが、

全ての状況において、説得力 を持つものとは言えません・・・。

 

 

 

 

 

《 分蜂開始 の スイッチとは? 》

 

さて、ここまで、分蜂 直前準備開始スイッチ について、見てきたわけですが、

 

最終的に、分蜂 を 開始されるスイッチ というのは、存在しているのでしょうか?

 

 

  • 何が、分蜂開始の、引き金になるのか?

 

実は、女王蜂の 誕生の直前 には、これから羽化する、新女王蜂が、

 

「 これから生まれるぞ~ 」

 

と、王台の中から振動による共鳴)を上げることが分かっています。これを、

 

クィーン・パイピング

 

と呼んでいるのですが、

これによって、働き蜂たちは、新女王蜂 が羽化してくることを 知り

この声を合図に、分蜂が開始される と云われています。

 

そして、私の観察では、

分蜂決行日 は、晴天 で、風の弱い日 を選んで、午前中 に行われています。

 

 

 

  • 分蜂を行わない、という選択肢はあるのか?

 

実は、あるんです。

 

おそらく、前述してきた、様々なスイッチ入らない ことによって、

分蜂による、繁殖 が、叶わない という場合が、あるようなんです。

 

こんな時は、繁殖を諦め!?

今までコロニー内で、産卵してきた 現女王蜂 を、巣から 追放 して、

新たに生まれてきた、新女王蜂 と、交換女王更新)する場合があるんです。

 

王台が作られたのに、分蜂しなかった場合の、その時、作られていた 王台 は、

 

分蜂王台 ではなく、更新王台 だった。 こちらを参照)

 

なんていう、可能性も、あるわけなんです。

 

 

 

 


《 ま と め 》

 

さて、長々と 開始スイッチ について、書いてきましたが、

ここで、少し、整理して、分かりやすく まとめ てみたいと思います。

 

 

スイッチ1:気温の上昇 と 蜜源植物の開花

・気温上昇 と 蜜・花粉源植物の開花 を感知することで、(春の訪れと判断!?)

   活発な活動を開始。

※ 越冬明けの、気温や開花の状況によっては、分蜂時期が遅れる場合もある。

 

 

スイッチ2:蜂数・貯蜜量(オス蜂生産 の 開始スイッチ1)

・越冬明けの時点で、必要十分な蜂数・貯蜜があれば、直ちに、オス蜂生産を開始。

  ( オス蜂用の巣房を、新設&既存巣房の改造 をスタート )

   スイッチ4

 

・不十分であれば、働き蜂の生産と、貯蜜確保を優先する。

  ( 蜂数・貯蜜が一定(最低ライン)以上に達するまで、採餌と育児を続ける )

    スイッチ3

※ 越冬明けの、蜂数・貯蜜量の状況によって、分蜂時期が大幅に遅れる場合もある。

 

 

スイッチ3:営巣空間の減少(オス蜂生産 の 開始スイッチ2)

・蜂数・貯蜜が、必要十分に確保された時点で、オス蜂生産を開始。

・十分でなくても、巣内の営巣空間が、減って来た場合には、オス蜂生産を開始。

   ( ただし、生存可能な最低限の蜂数・貯蜜が確保されている必要がある。 )

 

 

スイッチ4:女王物質の減少(女王蜂生産 の 開始スイッチ)

・花粉、花蜜、産卵・育児(働き蜂・オス蜂)により、巣房が埋り始める。

・女王蜂の産卵場所が、少なくなってくる。

・産卵しなくなるため、女王蜂がミルクをあまり貰わなくなる。

・そして、女王物質の分泌が減り始める。

※ ここで、営巣空間を広げ、仕事を与えてやると、女王蜂が産卵可能となり、

    女王物質の分泌が復活、働き蜂は、その後の、王台作成を行わない。

 

・採餌蜂が、仕事にあぶれ出す。

・巣内の ミルクが過剰になる(育児蜂が仕事にあぶれる)。

・働き蜂の卵巣発達(余剰分のミルクを食べてしまう)。

 

・桜が満開になることで、急激に、花蜜が増え、巣房が完全に、埋め尽くされる。

・女王蜂の産卵も、完全にストップ。

・女王物質の分泌量が、激減。

・王台(王椀)を作り始め、女王蜂の生産を開始。

 

 

スイッチ5:オス蜂の存在(分蜂開始 の スイッチ1)

・オス蜂の誕生。

※ オス蜂の育児や、羽化が進行していなければ、分蜂は、行われない。

 

 

スイッチ6:新女王蜂の存在(分蜂開始 の スイッチ2)

・クーンパイピングの確認。

※ 新女王蜂が、生産されていなければ、分蜂は、行われない。

 

 

スイッチ7:天候(分蜂決行 の スイッチ)

・分 蜂

※ 晴れて、風の弱い日の午前中を選んで、いざ、出陣!!

※ ここまで来て、分蜂が行われない場合は、女王更新のみの可能性大。

 

・新女王蜂の誕生

 


以上、このような流れで、分蜂が起こるのではないか!? と、想像出来ます。

これを、数式風 にまとめてみると、

 

 


『 分蜂準備の            =    気温の上昇  +  蜜源植物の開花  +

             開始条件 』       (春の感知!?)(積算気温!?)

                                      蜂数・貯蜜の確保  +

                                      営巣空間の減少     +

                                      女王物質の減少

 

 

 

 

『 分蜂開始の条件 』  =     分蜂準備の開始条件           +

                                       オス蜂の存在                    +                                        新女王蜂の存在(羽化前)  +

                                       天候(晴天)

 

 

 

このような感じに、なるのでしょうか・・・。

 

以上、長々と、お付き合いを頂きまして、ありがとうございました。

これが、私の勝手な 妄想 になります。大変、お粗末さまでした。

 

 


《 最後に・・・ 》

 

さて、勝手なことを、だらだらと、書き殴ってきて、しまいましたが、

一つ言えることがあるとすれば、

 

分蜂に至るまでには、多くのスイッチが必要 で、

 

 

1つではない。

 

 

ということでしょうか。

そして、このスイッチのどれかが、入らない ことで、

 

 

分蜂が遅れたり、途中で、分蜂を取りやめたり、分蜂が行われなかったり。

 

 

といったことが、生じているのかもしれません。

当然、ここに書いたもの、以外にも、別のスイッチ があるでしょうし、

 

 

どのスイッチを、どう押せば、分蜂が起こるのか?  また、起こらないのか?

 

 

今のところ、ワバチたちに聞いてみないと、分からないようですね・・・。

 

 

 

は~い 拍手    教えて下さい、ワバチ先生!!

 

 


今回は、よく分かっていない、分蜂要因 について、長々と、書いてしまいましたが、

次回、分蜂本番の様子 については、後日、改めて書いていきたいと思います。







《 関連リンク 》

 ● 分 蜂(その1)

 ● 分 蜂(その2)

 ● 分 蜂(その3)


 ● エアコン

 ● フライト マッスル (飛翔筋)

 ● 女王物質(じょおうぶっしつ)!?

 ● 王台(おうだい)!? (その3)







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こんな記事も、ありますよ!!



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希望の群

やっこさん

仰る通り、何ができるか、何をすべきか、なんですよね。。
私自身、ミツバチの管理を始めた当初は基本的飼養方法が優先でした。
笑われるかもしれませんが、群の普通の状態が分からなくて失敗もあり、勉強不足を痛感しました。

ただ、SBVと違い、アカリンダニは調査とその結果が皆さんの目に見える形になっているのが救いだと思っています。SBVも何れ追従するでしょうね。
ニホンミツバチの○○病は分かっていない部分が多いのも事実ではないでしょうか。和蜂は本当に病に強い?弱い?それすら実際は分かってなかったのではないかと思えてなりません。
日本に入ってくる限定された洋蜂との単純な比較。昔ながらの放任飼育、生態も知らず、病も知らず、表には出ず。そんな気がしています。

焼却処分は…全国に広がり、自然群にまで影響が及んでいるので、手遅れな感じがします。

おお~、やっこさんの近くにもミツバチの姿が戻ってきたのですか!我が事のように嬉しいです。
こちらもアカリンダニ検出の地近くで入居の報告がありました。
消滅と繁殖、バランスが取れるようになる日が早く訪れることを希望しています。

やっこさんのブログは少なくとも私にとって影響が大きいですよ。

一喜一憂

つばき さんの憂え、共感する部分が多々あり、益々不安が増してきました。

ワバチを最優先に考えるなら、私は、やはり、飼育禁止が有効と考えます。

「 もう時間がない!?」

これが全てで、
切羽詰まった現状では、飼育者に周知徹底された頃には、既に絶滅していた、なんていう笑えない状況になっているような気もします。
或いは、おっしゃるように、法定伝染病として指定し、ヨウバチも含め、届け出義務と焼却処分が必要なのかもしれません。

(中途半端な)地道な活動こそが、蔓延させる原因なのだとしたら・・・、笑えない冗談ですね。

不謹慎ですが、大地震は他人ごとではない、と本気で思われていた方は、熊本にどれほどいらっしゃったのでしょう?
非常に悲しいですが、まだ未感染の地域では、他人ごととしか思われてないのが現実だと思います。

是非ではなく、何を最優先に考えるのか? 求められるのはここであるような気もします。

ネガティブ炸裂で、気分を害されたかと思いますが、すいません。


さて、本日、良いことがありました。
一面に咲き乱れる菜の花畑を見て回り、ワバチの姿を探しましたが・・・・、
ヨウバチは数匹みられるものの、ワバチの姿はなく、もうこの地域は絶滅か?と落胆していたところ、
何と待ち箱(他人の物)に、入居間近と思われる動きをしているワバチを発見!!

久し振りに、嬉しい気持ちになってしまいました。

こんな姿を見ると、まだやれることはあるはずだ、と思わずにはいられなくなります。
何の影響力もありませんが、自身の勉強も含め、このブログでも取り扱ってみようかとも考えています。

ポジティブシンキング

今シーズンの私の目標にしようと思います。

杞憂

ネガティブ思考炸裂です。私の杞憂であればそれに越したことはないのですが。。

減少しても、周辺からの増殖の方が多ければ回復しますが、点と線を結ぶようにアカリンダニが広がっていく方が早そうに思います。寄生が広がっていくスピードの他、生息数や適応度、遺伝的多様性が分かれば多くのことが見えてくるのでしょうね。

>大型のワバチは絶滅し、体毛がより密生していて、気管支にダニが侵入できない小型のワバチが、
生き残るだろうと予測している方もいますが、???ですね。

うーん、セイヨウミツバチはなぜ抵抗性を持っているのでしょうね?毛深いのでしょうか??
ポジティブに考えれば、進化の躍動、これを分岐点として新しい種が生まれる切っ掛けとなるやも??

行動学からはこんな感じです。他にはにおいに走性がみられるようです。
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/63/P2-315.html




自然淘汰のリスク

やっこさん

続きです。

ニホンミツバチは今、アカリンダニによって強い選択圧が掛かり、各地で消滅が相次いでいます。
アカリンダニは細菌やウイルスとは違い、免疫で抵抗することができません。ミツバチにマスクは無理でしょうから、物理的な除去か、アカリンダニを弱らせるためにアカリンダニ自体に何らかのダメージを与える以外方法はないと考えます。

イギリスにおいてはアカリンダニ寄生で90%の群が死滅したと推定されています。イギリスのケースと同様、90%近くの群が失われてしまったら、和蜂の遺伝的多様性は一体どうなるでしょうか?

ミツバチは多回交尾によって群の多様性を保っています。異なる系統での交尾が望ましく、トウヨウミツバチでは平均19.9回行うことが確認されています。群の数が減少する(淘汰される)ということは、言い換えれば、それだけ遺伝的多様性が乏しくなるということでもあります。

群の数が減少すると、分蜂期間中に女王蜂と雄蜂が出会う確率が下がり、交尾回数が減ってしまう恐れがあります。最悪なケースでは交尾飛行範囲内に他の群がいない可能性も出てくるかもしれません。
他に群がいなれば同じ群内の、少数ではいずれ近縁の群同士の近親交配が起こります。世代を重ねるにつれ、生存に不利な遺伝子を持つ個体が増え、死亡率が上昇して蜂数の少ない群となり、恒常性の低下によってやがて衰退していきます。

遺伝子の多様性の低下は、環境の変化に対する適応力を下げ、疾病に対する抵抗性を下げます。
調査の結果、ウイルスによる感染発症率は交尾回数が多いほど少なく、1年以内に死亡する女王蜂は交尾回数が少ないことが明らかになっています。

また、近くにセイヨウミツバチがいる場合は、異種間による交尾競争や異種間交尾数の増加も考えられます。競争はさらに続いて、精子間でも異種間競争が起こるのではないでしょうか。
(和洋間では交雑種は発生しないものの、異種の精子を受け取った女王は、雌性単為生殖により働き蜂を産出している可能性があることが分かってきています。)

生き物は弱肉強食の世界に生きています。和蜂が減ることで、その地域のバランスが崩れ、洋蜂や他のハナバチに多くの餌が奪われてしまい、採餌競争に負けた小さな群れは盗蜂や乗っ取りが起きてしまうかもしれません。オオスズメバチに襲われやすくなるかもしれません。
…セイヨウミツバチにおけるアカリンダニ寄生は、そういった意味では相利共生なのでしょうか??

自然淘汰は適応進化の原動力ですが、アカリンダニ耐性という形質を獲得する為に、非常に多くの群が消滅してしまうのであれば、失われてしまう代償は余りにも大きいと考えます。絶滅という最悪のケースを避けるには、正しくはどうしたらいいのでしょう?

地理的に隔離されたこの島国では、もう新しい遺伝子は入って来ません。ヒトが移入しない限り。
移入すれば遺伝子の固有性が失われ、ニホンミツバチとは呼べなくなってしまうのではないでしょうか。

出来ることって何だろう?

やっこさん

ミツバチの飼育禁止ですか…大胆且つ思い切った案です。

仰る通り、感染拡大を防止するには、自分の蜂場が発生源とならないこと、感染を広げない配慮が必要です。家保の言葉でいうところの「適切な衛生管理」を行い、過密飼育やミツバチの移動を控えるべきでしょう。

それよりも抜本的な対策として、飼育の禁止を行えば感染拡大スピードが下がる筈と、なるほど、効果は期待されると思います。

ただ…セイヨウミツバチの扱いはどうしましょうか?
国内で見付かったアカリンダニのmtDNAとrRNAの遺伝子解析では、ヨーロッパのアカリンダニの遺伝子配列と一致しています。
和蜂よりも厳しい規制を求める声が上がって来そうですし、養蜂産業にとっては死活問題に関わってきます。

アカリンダニに直面した愛好家は(他の疾病の場合もですが)
管理している以上、何とかしたい、対処法はないのかと、解決策への模索が始まります。
いや、野生の生き物なので、自然淘汰によって強い群が残るのだから、何もしないを選択される方もいます。
過密飼育や群の移動は感染リスクを高めるとして、一部の方から自粛を呼び掛ける声が上がります。
それに対して、他の地域から導入する事で新しい血を入れ、強い群を作ろうとする思想が出てきます。

一愛好家として何が出来るのでしょうか?より良い対処法とはどのようなことでしょうか?
トウヨウミツバチの一亜種であるニホンミツバチの研究者は少なく、確立されたものが少ない中、経験者の体験から学ぶところが多いのも否めません。
感染拡大を防ぐには、どのような方法があるのか、自分に何が出来るかを考えてみました。

① 生態や疾病、養蜂の知識の習得
② 和蜂養蜂の衛生管理 (多くは洋蜂の知見)
③ 和蜂が直面している問題への関心と理解 (現実にどのような事が起きているのか)
④ 過密飼育を行わない (適正配置)
⑤ 群の移動を控える
⑥ 発生した場合は家保へ連絡、その群の観察
⑦ 定期検査、予防、治療、(あるいは焼却処分)
⑧ 注意喚起、周知、情報の発信・共有化
⑨ 規制として、必要に応じて転飼を禁じたり、周囲の蜂場に感染が見られないか調査を行う (行政処置)
⑩ 私が思いつかない何か

①② 私自身、知識、経験、技術不足を痛感しています。和蜂だけでなくアカリンダニの知識も必須です。
⑤ 捕獲場所から飼育場所へ移動を行う場合は注意深く観察を行い、検査が必要ですね。
⑦ 2010年の発生初期なら焼却処分も有効だったかもしれません…
⑨ これは個人的な希望です。広報等で事後報告だけでは十分とは言えないと考えます。
⑩以下はやっこさんにお任せします。

特に⑤の移動は、
養蜂振興法の対象は和洋の区別がなく、転飼を行う際には、蜜蜂飼育(変更)届、蜜蜂転飼許可申請書が必要です。(※県内であれば必要でない地域もあり) 県外に移動させる場合は、腐蛆病検査申請書が必要になります。腐蛆病に強い和蜂であっても、対象外とはならないようです。
腐蛆病検査は巣箱の構造がネックとなって和蜂の移動の規制となる筈ですが、それ以前に、どれだけの方が法律を把握しているでしょうね?
行政が周知させていないのなら、指導にも問題があるようにも思いますが、愛好家と意識の溝を埋めるべくアンケートを行ったところもあるようです。

和歌山県 管内和蜂養蜂農家の 衛生意識向上への取り組み
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070400/documents/h26_06_iwata_zu.pdf

熊谷家畜保健衛生所 8 アンケート調査にみる管内みつばち事情
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0908/gyousekihappyou/documents/h25_08_new.pdf

これからも分かるように、やっこさんが疑いを強めている通り、趣味養蜂家の疾病、衛生管理の知識不足が危険性を高めている場合もあると考えられます。

>沈静化し、その数が戻るまでには、いったいどれくらいの時が必要なのでしょう? 
>それ以前に、果たして、ワバチは生き残れているのでしょうか? 

そう!重要なのはその点です。やっこさんが感じている危機感は、私も強く感じています。
蜂群の激減があっても、自然淘汰で問題ない、すぐに回復すると、(私から見て)希望的観測が散見されます。アカリンダニにおいても、自然淘汰、と笑って待てるのでしょうか?

ここは島国です。
自然淘汰には大きなリスクがあるのです。


…続くのですが、今日はここまで。すみません。

>ワバチのいない、新たな生態系など、味も素っ気もない気がします。 
菜の花畑は正にそんな感じでした。目を細め花を愛でている人々の中、音が消えた感じでしたね。。

ポイント・オブ・ノーリターン

つばき さん

既に、遅きに失している感は否めませんが、
個人的には、アカリンダニの感染拡大防止策は、飼育を禁止(法制化)することだと思っております。

個人での日本ミツバチ養蜂は、根拠薄弱や思い込みの類が蔓延していると感じるのですが、
(もちろん私もその一人です)生態や伝染病の知識、対処法なども、確立されたものが少なく、
正しく対処できる方は、果たしてどれ位いらっしゃるのでしょうか?

アカリンダニ症は、和洋を問わず、ミツバチ間の接触が、その感染原因の1つとして知られていますが、
一地域で多群飼育をする以上、接触は避けられません。
飼育することで、感染リスク(蜂群の他地域移入なども含)は、確実に高まるはずです。

唯一、再現性のある(科学的根拠を持つ)対処法として、
メントール処置法が確立されつつあるようですが、これも完全ではありません。

であるなら、いっそのこと、飼育禁止にすれば、少なくとも感染拡大スピードは遅くなるはずです。
(ワバチ養蜂ブーム到来と、感染拡大が時を同じくしているのは、決して無縁とは思えません)

大型のワバチは絶滅し、体毛がより密生していて、気管支にダニが侵入できない小型のワバチが、
生き残るだろうと予測している方もいますが、???ですね。

もはや、自然淘汰に任せるしかないと感じてしまうのですが、
沈静化し、その数が戻るまでには、いったいどれくらいの時が必要なのでしょう?

それ以前に、果たして、ワバチは生き残れているのでしょうか?

ワバチのいない、新たな生態系など、味も素っ気もない気がします。
心配です。我々愛好家には、具体的に何が出来るのでしょうね。


(ネガティブな意見しか思い浮かばず、すいませんでした・・・。)


指標

やっこさん

回復の兆しが見えない深刻な状況が続いて、モチベーションがだだ下がりになってしまう心中、お察しします。自然巣物件の環境悪化で益々気落ちしてしますね。
何れこの辺りもそちらに追従するかもしれません。2市で発見され、もう1市で翅の異常と徘徊が見られたようです。

そう、比較できるデータがないんですよね。
「減っている」という表現はあくまでも漠然とした主観であって、
データにして可視化しなければ実態が掴めないし、科学的な説得力を持たない。

ニホンミツバチも飼養届の対象になった際、指標になればと期待したのですが、
蓋を開けてみると、こちらでは群数の記載のみで、肝心な和洋の区別がありません。

以前、森林総合研究所で自然巣の分布調査がありました。
当時の研究の目的とは異なりますが、今後も調査が定期的に行われるといいのですが…
愛好会の方はどうなんでしょう?意識調査的なアンケート位はあるようですが推移となると…?
ただ、保有数が明らかになれば、嫉妬や侮蔑の対象として捉える方もいるようです。難しいですね。

仰る通り、今ニホンミツバチに何が起こっているか、実際に起きている事実に目を向け、
アカリンダニの生態や過去の事例、そこから何を学び、どう未来に繋げていくか、なんですよね。

やっこさんは拡大防止を行うには何が有効と考えますか?

サイレント・スプリング

つばき さん

そうですか、深刻ですね。
既に、分蜂だ何だと言っている場合ではないのかもしれません。

私の地域でも、ここ数年、訪花する姿をめっきり確認できなくなってきています。
呑気なハチ飼いの時代は、もう訪れないのかもしれませんね。

ここ2~3年、自然巣巡りをしていても、廃巣になった物件に入居は無く、
代わりにダンゴムシやゴキブリ、また、カミキリムシなどが入り込み、2度と使えないような感じになっています。
群数は減るは、貴重な物件が利用できなくなっていくはで、踏んだり蹴ったりです。

ブログを書くモチベーションも、無くなりつつある今日この頃ですが、
正確な生息数すら把握されていないという、対策を打つ以前の現状では、如何ともしがたい所がありますね。
全国の愛好会のような組織で、生息数の実態把握活動などは行われていないのでしょうか。
実態が少しでも判れば、あるいは行政や研究機関に対しても、働きかけられるような気もします。
(専門家だけに任せていたのでは、手遅れになるような気もしています)

素人ハチ飼いに出来るのは、感染拡大を阻止するための正しい知識の習得と実践、
それが出来ないのなら、いっそ飼育を放棄した方が良いのかもしれませんね。



いない

やっこさん

2か所の蜂場でミツバチを見かけなくなりました。
蜂場の菜の花に来ているのはハナアブとモンシロチョウ。

まさかという思いで何万本と咲き誇る菜の花畑に足を運んでみました。
そこで見たのは名前の分からないアブ、ハキリバチにモンシロチョウ…

どこにも姿がありません。

やっこさんに考えて頂いた分蜂スイッチを念頭に春を迎えるつもりでしたが…
うーん。。




超固体

やっこさん

>コロニーを1つの生命体と考える
>コロニーの構成要員は(中略)一つの細胞
>女王蜂の存在や、分業による仕事の分担も、ホメオスタシス維持のための、機能の一つでしかない

同じく社会性昆虫であるアリの場合は、巣立ち、交尾後、女王アリ単独で群を成していきますが、ミツバチの場合は女王蜂、働き蜂、雄蜂で構成された新しい群が発生します。この事からも、超固体として捉える必要性を示唆しているのではないでしょうか。

やっこさんの仰るとおり、個々を細胞や器官としてイメージ付け、群の恒常性維持について考えると理解が深まります。女王物質が減り、卵巣が発達した働き蜂が増える…これは動物で例えるなら性ホルモンの上昇ですね。環境の影響を受けて、各々の遺伝子の発現に変化が起き、やがて群の変化、分蜂へと繋がる…恐らくですが、エピジェネティクスの関与があるのではないかなーと妄想しています。
アフリカナイズドミツバチ(キラービー)に育てられたイタリアミツバチの幼虫は攻撃的なミツバチになり、イタリアミツバチに育てられたキラービーの幼虫は穏やかなミツバチになるそうです。性質だけではなく行動の変化、分業にも…と。


やはり間違いでしたので訂正します。

誤: 2月に王台が見付かった

王台ではなく分蜂でした。時期は1月か2月で、先の例と同じく香川県ですが、別の飼養者のところです。

>ワバチも、春と秋の2回の分蜂を、行おうとしているのではないか?
>秋の分蜂を阻む要因(四季!?・気温!?・蜜源花!?・蜂数!?・貯蜜&貯花粉量!?)が、
>日本では、何か存在しているのかもしれない、とも妄想でき、これこそが、分蜂のスイッチなのかもしれません。

おお~、なんだか段々迫ってきた感じですね。
やっこさんが仰るように、ニホンミツバチは、トウヨウミツバチ本来の性質を持っているのではないかと考えると、何かが見えてきそうです。熱帯地域と日本の違い…まずは単純に四季、気温ですね。熱帯のカブトムシが販売されていますが、日本は暑くて死んでしまうと聞きました。熱帯のトウヨウミツバチの生態や環境が分かれば、違いが分かるかもしれませんね。

洋蜂の事例、ありがとうございました。参考になります。

難解・・・。

つばき さん

訂正のご一報、並びに、貴重な事例を教えて頂き、ありがとうございます。


>11月に王台が見付かった。

ヨウバチでは、強勢群は、関東でも、12月まで雄蜂の生産は続くようですが、
南にいくほど顕著になるようで、国内でも、南西諸島ではこの傾向が強いようです。

であれば、香川県の瀬戸内海式気候が関係するかは不明ですが、ニホンミツバチでも、
晩秋に、王台が見られても、不思議ではないのかもしれませんね。

やはり、気温(+ 蜜源花)の影響は、分蜂と密接に関わっているのかもしれません。


相変わらずの妄想、失礼します・・・。

例えば、熱帯で見られる、年2回の分蜂が、トウヨウミツバチ本来の性質だと見た場合、
ワバチも、春と秋の2回の分蜂を、行おうとしているのではないか? と妄想できます。

こう考えた場合、
秋の分蜂を阻む要因(四季!?・気温!?・蜜源花!?・蜂数!?・貯蜜&貯花粉量!?)が、
日本では、何か存在しているのかもしれない、とも妄想でき、これこそが、分蜂のスイッチなのかもしれません。

ただ、そうなると、春と秋の感知が必要と思われ、
やはり積算気温や、月の潮汐力の感知!? などの可能性も視野に入ってきますね。

益々、難解になってきました・・・・。

訂正します

やっこさん

取り急ぎ、間違いがありましたので訂正します。

誤: 11月の分蜂や、2月に王台が見付かった

正しくは、11月に王台が見付かった、でした。王台数は2つ、雄蜂も雄巣房も見られないので変性王台ではないかというのが飼養者の見解です。香川県のケースです。

それで…分蜂が2月だったのか?と疑問に思い確認中です。すみません。

その外のケースとして、12月に雄蜂交じりの時騒ぎ、和歌山県と群馬県です。
埼玉県では、9月末から10月にかけて分蜂が起きた模様です。

残りのコメントはまた後日改めます。私もやっこさんの説にインスパイアされて、妄想グルグルです。



ありがとうございます。

つばき さん

わざわざのコメント、ありがとうございます。

結局、妄想癖炸裂の、内容になってしまいましたが、
おっしゃるように、

生息環境(外的要因)と 巣内状況(内的要因)

この2つが、関わっていると考えられます。


>上手く当てはまらない難解さ

おっしゃる通りですね。

現象面だけを追っていくと、辻褄が合わず、行き詰ってしまいます。
11月の分蜂や、2月に王台が見付かった、というお話があるとのこと、

2月の王台は、驚きですが、この時の状況(平均気温や開花状況など)、気になるところです。
これらを、イレギュラーな例外と片づけてしまうのは簡単ですが、
例えば、これが遺伝子に残る行動と理解したとすれば、
気づかなかった何かが、見えてきそうな気もしています。


>その年生まれの女王蜂群はスイッチが入らない

興味深い事例、教えていただき、ありがとうございました。

新女王蜂群では、孫分蜂(夏分蜂)はないようですし、
分蜂後、直ぐの、新たなオス蜂生産も、行われないようです。
新女王群が、交尾と産卵、増巣、貯蜜だけに専念する(しなければならない?)理由が、
(女王蜂の月齢による生理作用の変化など)何かあるのかもしれませんね。


>威厳を保つ女王物質

女王物質量の減少による、行動の違いには、
それぞれ、加えて、何か別のスイッチが存在していると考えられるのですが、
確かに、女王物質の影響は大きいですよね。


>雄蜂の開始スイッチは、もしかしたら花粉集めにある

さすが、つばきさん。

花粉からの視点は、私には思い至りませんでした。
確かに、おっしゃる通りですね。
花粉を多く集める状況こそが、生理作用を変化させるスイッチで、ひいては、
分蜂へとつながる要因である。

十分に考えられることですね。
勉強になりました。ありがとうございます。


>働き蜂が起こす繁殖

女王蜂を主体として考えると、見誤ってしまうのかもしれませんね。

「分蜂を操る働き蜂」

と題されているように、
私も、コロニーの主体は、働き蜂だと思っています。

ミルクの摂取量によっても変動するらしい、女王物質の分泌量も、
結局は、女王蜂自身の意志というよりは、働き蜂達によってコントロールされている、
と考えることもできます。


余談ですが、

最近、もう1歩踏み込んでみて、
女王蜂・雄蜂・働き蜂と、別々に考えるのではなく、
コロニーを1つの生命体と考える超個体という、俯瞰した視点から見ることで、
より真実解明に近づくのではないか? と考えていたりします。

コロニーの構成要員は、全て生命維持(ホメオスタシス)をするための機能を持った、
一つの細胞でしかなく、女王蜂の存在や、分業による仕事の分担も、
ホメオスタシス維持のための、機能の一つでしかないような気もしています。

そして、この維持活動には、全て意志が介在しているわけではなく、
随意、不随意と両方の行動があるとしたら・・・。

何を言いたいのか、自分でもよく分かっていないのですが、
相変わらずの妄想、ご容赦下さい。

分蜂を操る働き蜂

やっこさん

何が分蜂を誘起させる?と言う私の思い付きから、色々な可能性(スイッチ)を考えて頂いて、本当にありがとうございます。改めて御礼を申し上げます。お陰様で私自身も深い考えに至れると同時に、読み進め、考えれば考えるほど複雑さを感じています。単純スイッチではないようですね。

分蜂への一連の流れは、気温や餌となる花々の開花といった、ミツバチを取り巻く外の環境が整っている事を前提としつつも、貯蜜や蜂数といった分かつ内の環境もスイッチが入るのに必要なようですね。が…11月の分蜂や、2月に王台が見付かった話を聞いた事があり、上手く当てはまらない難解さがあります。

空間に関しては洋蜂の技法にあるようにスイッチの一つと言えますね。但し、その年生まれの女王蜂には当てはまらないのかもしれません。と言うのも、2年前に知人に渡した長女群は、夏前に4段一杯になり、外に巣を作っていたそうです。残念ながら8月に巣落ちしてしまい、どこかに引っ越してしまいましたが。その年生まれの女王蜂群はスイッチが入らない要因があるのかもしれません。

やっこさんの、非常にディープな「分蜂」のエントリーより、交尾こそ行わないものの、雄巣房や王椀(王台)の形成を行う働き蜂は、繁殖に基づく生理状態にあると考えられます。
ミツバチの祖先は、社会性を持たないハナバチと同じように単独行動をとっていたと考えられています。巣をつくり、産卵して、餌を集め、育児を行う…基本的なプロセスは進化した現在もそのままに、女王物質と言う避妊薬のお陰で、働き蜂は通常、産卵に至らずに繁殖に必要な育児を担い、新女王蜂誕生を期に次の営巣先へと一部が移動、つまり、個の繁殖と群の繁殖の2つの繁殖を起こしています。

威厳を保つ女王物質ですが、その分泌量により、抑制へと働くのか、分蜂を誘起させるのか、あるいは女王蜂の暗殺による新女王蜂の台頭と言う革命(?)へと働くのか、はたまた働き蜂産卵に繋がるのか、このスイッチの影響は大きそうです。

雄蜂の開始スイッチは、もしかしたら花粉集めにあるのかもしれません。先輩方の話によると、蜜が少なく蜂ばっかりの群と蜜を多く集める群があるそうです。調べてみますと、幼虫を育む花粉を多く集める群の働き蜂は、そうでない群に比べると、卵巣小管数が多く、幼若ホルモン濃度が高く、卵黄タンパク質の前駆体の量が多い傾向にあるようです。分蜂中の働き蜂の1/3に卵巣の発達が見られるのは、女王物質の不足と分業(育児)によって濃度が高くなった、と考えられないでしょうか。花粉は自転車操業的に集めるといいます。働き蜂の幼虫が増え、更に雄蜂の幼虫は働き蜂の3倍も食べるのですから、花粉を多く集めるには多くの外勤蜂が必要になります。蜂数が増え、外勤蜂なので女王物質のもらいが少ないと考えられ、過剰ミルクをもらうようなれば益々卵巣が発達し、そのような働き蜂がある割合数増え…働き蜂が起こす繁殖、つまり分蜂へと繋がっていく??のかもしれません。

やっこさんが注目されたように、分蜂と働き蜂産卵は紙一重なのでしょうね。

やっこさんのブログですから、やっこさんのペースで行きましょう。

お待たせ致しました。

つばき さん

長々と、お待たせしてしまって、すいませんでした。
結局、長いだけで、中身のないものになってしまいました・・・。

内容も、じっくり読まれるほどの価値もありませんが、
今回、つばきさんからのご質問がなければ、このことについて、
深く掘り下げて、考えることはなかったと思います。

完全に自己満足ですが、また一つ、ワバチについての理解が深まった感じです。
本当に、ありがとうございまいた。


余談ですが、
相変わらず、書けない状況が続いておりまして、
続きも、いつ書けるのか、ちょっとわからない状況です。

このブログは、私のライフワーク的に、細く、長く、続けていきたいと思っておりますので、
思い出したときにでも、また、見に来てやってください。


スイッチ

やっこさん

かなりな長文のエントリー、お疲れ様です。
沢山の仮説、恐らく多くの時間が必要で、纏めるの大変だった事と思います。じっくり読ませて頂きます。

雄蜂の巣房を作ったり、王台を作ったり、働き蜂が何らかのコントロールを行っているのではないかと思うのですが…スイッチが入る条件は本当に難解ですね。やっこさんが仰るように、私も幾つかの条件が必要ではないかと思っています。
季節はずれの分蜂として、11月に王台が見付かったケースや、2月に分蜂したケースがあったと聞いた事があります。単純な生き物でないところに、ミツバチの面白さがあるようです。

ただ、不定期的な分蜂よりも、春から初夏にと、同じような時期に分蜂する方が確実に子孫が残せそうですよね。それが花(貯蜜量)の多い季節なら尚更ですね。

プロフィール

やっこ

Author:やっこ
ニホンミツバチに関する様々なことを、
気ままに思いつくまま書いてます。
可愛く癒されるワバチの魅力を、たくさん発見したいと思っています。

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(現在、不定期に更新しています。)


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